2017年の談話室

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1/04 あけましておめでとうございます。
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昨年はイギリスのEU脱退やアメリカの大統領選挙の結果など
予想と違った結果の続出で、マスコミから流れてくる情報との
違いに戸惑った一年であったように思います。

自然災害は、予期できぬことであるわけなので熊本地震とか鳥取地震に関しては
起こることに関して予想と違うわけではありません。
単なる希望的観測とは異なっているわけで、これは自然が自然であるということなのでしょう。

希望的期待が実現できたことといえば、広島カープの24年ぶりのリーグ優勝でした。
日本シリーズは残念な結果に終わりましたが
広島大学の同級生は、リーグ優勝を祝うために久々に集まりました。
広島に所縁をもった人間の熱い集まりでした。

さて、昨年の3月には無事4年2期=8年の学長任期を満了し
特担教授として教育と研究の現場に戻ることができました。
学長任期中におきましては皆様のご厚情をいただき、まことにありがとうございました。
おかげさまで回復基調のなかの舵取りで、建設的な気持ちの中で過ごさせていただきました。

教育産業は構造的不況業種の一つではありますが
良いところは伸びるとの信念で大学の改革に取り組んできたわけですが
皆様のご協力を得ることができ、やれることはできたのかな、との感もあります。

わたくし個人としては、研究に関する貢献が中途半端であったことを誠に申し訳なく思います。
役職について大学運営に携わってきた年月は15年にも及び
自らの研究に従事する時間と知恵が十分でなかったことに関する悔いがあります。
後戻りできるわけではありませんが、未来に向けて今一歩前進しなければとの思いが沸き上がります。

現在やらなくてはならないと思う仕事の一つは、後世に残しておくべき財産のデジタルアーカイブです。
大学生時代からのスライドフィルムは色あせつつありますが
木曽御嶽山の画像は噴火前の記録として貴重なものであると思いますし
霧ヶ峰湿原や日光戦場ヶ原湿原の調査の際の画像は残しておかなくてはなりません。


<<36年前の霧ヶ峰八島ヶ原湿原のスライドからアーカイブした画像>>

もちろん幾つあるかもわからない植生調査資料は
植生遷移を記録するデーターとして貴重であると思います。
結構これらをアーカイブするには大変の手間と労力が必要です。

アーカイブするだけで頑張ればよいのですが、昔の植生データーを眺めていると
現在の植生との違いが気になり
30年間の植生の変遷などと題して研究をしたくなるではありませんか。困ったものです。

学長職を終えて、いざ研究に邁進!としたかったわけですが
4月になってからは学長室からの撤退と研究室の移転で減量と片づけに終われ
さらには前述のデジタルアーカイブに追われ、前進的な研究は行うことができない八か月でした。
今まで、前進的な姿勢ばかりで今までやってきたことの整理・整頓を全く行わず
走ってきたわたくしの姿勢が問われているわけです。
今後の人生は、置き去りにしてきたことを片づけることと
やり残してきたことを少しで片づけることにあるわけで、基本的には片づけということでありますね。

ということで、フルスピードで前進というわけにはいかない八か月でした。
そのような中でやってきた仕事としては、赤磐市の野生生物調査とイチョウの巨樹調査に関する調査
モニタリング1000の一環である鯉ヶ窪湿原の調査などは重要な仕事でした。


<<岡山県奈義町菩提寺の国指定天然記念物のイチョウ 多くの気根が伸びて地につき、巨大な幹を形成している>>

今年もやりたいことが目白押し、調査のために自転車買いました。
久々にたくさん植物を採取し、標本を作っています。
実物をじっくり見ることが大変重要であることを再確認いたしました。
今年は、コケとシダを頑張りたいと思います。

皆様のご発展をお祈りいたします。

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