チドリノキ Acer carpinifolium カエデ科 カエデ属)
 チドリノキはカエデ属らしくないカエデである。葉が掌状になっておらず、普通の葉なので種子が付いていないとカエデ属であることがわかりにくい。本州、四国、九州に分布し、斜面の下部から沢筋などの水分条件のよい場所に生育する。岡山県では石灰岩地に多く生育している。石灰岩は風化すると粘度を含む保湿力の高い土壌が形成されやすく、斜面下部や谷筋ではチドリノキのような好湿性の植物が生育していることが多い。葉はカエデ属の特徴である、対生となっているが、葉は主脈と側脈が明瞭な「普通の葉」である。裏面の主脈沿いには毛が密生している。花序は長く、果実も長く垂れ下がる。この姿を羽を広げて群れ飛ぶ千鳥に見立てたのが和名となっている。
チドリノキの新葉の展開チドリノキの葉
チドリノキチドリノキの果実

1.チドリノキ 2. 3. 4.種子
種名一覧科名一覧雑学事典目次Top生物地球システム学科