ナンゴクミネカエデ Acer australe (カエデ科 カエデ属)
 ナンゴクミネカエデは近畿地方南部・四国・九州に分布するとされる(実は、東北地方南部にまで分布するという意見アリ)雌雄異株の落葉小高木。ブナ林などの発達する温帯に成育する。ナンゴクミネカエデはコミネカエデ とよく似ており、フィールドでちゃんと区別できるか自信がない。図鑑などの記載から、区別点をまとめてみよう。
 葉の形は、どちらも通常5裂するが、ナンゴクの方がより深裂する。区別点としては最下裂片が1/2以上深裂することがポイントであるが、典型的なものは別として、変異があるのでまようものがある。しかし、印象としては確かに切れ込みは深く、先端はより長く尾状に伸びる。花序を形成する花数が(11)10以下で少ないことが確実な区別点であるが、花が咲いていない時期には使えない。葉の裏面にはやや毛が多く、成葉でも赤褐色の毛が残るとのことであるが、これも時期によっては使えない区別点である。
ナンゴクミネカエデの葉裏面の毛(新葉)
花数は少なく、10以下5枚の花弁と5枚の萼片からなる花(雌花?)
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