ハナイカダ Helwingia japonica var. japonica  (ミズキ科 ハナイカダ属



 ハナイカダは葉の中央に花を咲かせ、実を付けるおもしろい植物である。葉を筏(いかだ)に見立て、その上に乗る花や実を筏の上に乗る人に見立てたもので、花や実を付けている姿を見れば、忘れがたい植物の1つである。日本各地の水分条件のよい場所に生育し、樹高は数mになる灌木である。雌雄異株であり、雄株では葉の上に多数の雄花ができるが、雌株では多くは1つの花しか付かない。花弁数は4が普通であるが、3枚の事もある。
ハナイカダ
ハナイカダハナイカダ
 ハナイカダの葉に花を咲かせるという独特の性質はおもしろい。注意してみると葉柄から花までの葉脈は太くなっており、花柄が合着したものであることがわかる。葉と花を別に付けるのではなく、花の柄を葉に合着させているのである。花や果実を付けていない場合にも葉の中央部までは葉脈が太いので、同定の目印となる。
(新見市:2000/05/03,23)

種名一覧にもどる / 科名一覧にもどる / 雑学目次にもどる / HPにもどる