セイヨウリュウキンカ Caltha palustris (キンポウゲ科 リュウキンカ属
 スコットランドの川沿いの湿原でリュウキンカが咲いていた。日本のリュウキンカの母種である。調べてみると、どうやら和名がない。学名でカルタ・パルストリスと書いてもよいのだが、これでは学名に馴染みのない場合にはわかりにくい。分布としてはヨーロッパのみならず、ユーラシアから北米にも分布しているので、日本のリュウキンカが地方で分化したイメージなのであろう。和名を付けるとすれば、セイヨウリュウキンカがふさわしく思え、そのような表記にすることにした。セイヨウリュウキンカはエゾリュウキンカと区別しにくいとのことで、実は区別が付かない同一種の範囲に入る種かもしれない。研究が進んでそのようなことになれば、ヨーロッパのものもエゾリュウキンカということになる。
 セイヨウリュウキンカは川沿いの湿地に点々と生育しており、群生している状態は見ることができなかった。泥炭地の湿原には生育しておらず、砂などが混入する土壌に生育が見られた。流れのある湿地が適地なのであろう。
セイヨウリュウキンカ Caltha palustris スコットランドセイヨウリュウキンカ Caltha palustris
Caltha palustris の花(スコットランド)Caltha palustris の花(スコットランド)
Caltha palustris の花(スコットランド)花弁様の顎片は5枚のものが普通
Caltha palustris の葉Caltha palustris の葉
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