オランダキジカクシ (アスパラガス) Asparagus officinalis 
 アスパラガス、昔は缶詰でしかお目にかかれなかった。なんと柔らかくておいしい野菜なのだろうか、と思ったことが記憶に残っている。最近は緑色のグリーンアスパラが主流であるが、姿を見ているととてもユリ科の植物であるとは思えない。クサスギカズラ科に独立させる意見もあるそうだが、それもアリと思える。
 オランダキジカクシは雌雄異株である。雌雄異株の場合、雄株と雌株で繁殖に関するエネルギー投資の量が異なるため、成長速度や大きさが異なることがある。オランダキジカクシもその例であり、雄株は果実・種子を作る必要がないので、春の新芽はより太く、価値が高いとの事である。種や苗の段階から雌雄が判別できるようにならないか、と工夫されているようだが、簡単ではないようだ。
 原産地は地中海東部とのこと。地中海地域を起源とする野菜は数多く、アスパラも地中海か、と感心してしまう。草丈は1.5mを超えようか、春の若い茎を食用とする。6月頃に花が咲き、果実は秋に赤く熟す。
オランダキジカクシ (アスパラガス) Asparagus officinalis
茎の先端生長した茎の先端
6月の後半に咲いた花(雄株)若い果実を付けたアスパラの雌株
果実を稔らせたアスパラオランダキジカクシの果実
種名一覧科名一覧雑学事典目次Top生物地球システム学科