結果と考察


B.暖温帯上部に分布中心を持つ種

 分布の極大を示す区間が,WI80〜110℃の範囲にある種群をまとめた。これらの種群の分布の北限地域は,コナラ(A5b),ミズナラ(C1)等と競合する関係にあり,また,暖温帯域の自然植生樹種が含まれる種群B1のカシ類が分布しにくい地域である。岡山県において,これらの種群の出現頻度が高い地域は,吉備高原から中国脊梁の裾野にかけての地域であり,吉備高原域の極相林を考察する際に重要である。

[最初のページ][A5b.冷温帯にまで広く分布する種][B1.典型的暖温帯上部の種]


岡山県における植物分布要因の解析
出典:難波靖司・波田善夫,1997.岡山県自然保護センター研究報告(5):15−41.
最終更新日:2000/07/07